書いては汚して、書いては破って、いつもキッチンの側にいる相棒。粉にまみれ、バターを付けてはいい匂いを身に纏いながら育っていくロルバーン。僕はかなり雑に扱っていると思う。でも、本当に愛すべき相棒として、1冊を描き終えるまで側に置いている。海外出張にも、必ず連れて行く。6ヶ月も使えば一人前の男前なノートとなって僕のレシピノートストックへと入っていく。たまに思い出したように何年か前の旅の記憶とともに引っ張り出しては、キッチンへ連れて行く。ノスタルジーな甘酸っぱいレシピと香りが蘇る永遠の記憶のレシピ。この書き出した新しいロルバーンは、どんな香りと色になっていくのかとても楽しみに思う。
PROFILE
2009年フランス、ブルックリンを経て帰国、(株)ユニテを立ち上げ、自由が丘ベイクショップをデレクション。現在、様々なフードコンテンツのディレクターを務める。http://www.unite-tokyo.com